皆さんこんにちは。

札幌西区八軒で土曜・日曜も診療を行う、｢えのもと歯科｣です。

皆さんは外来環（がいらいかん）という言葉をご存知ですか？歯科用語の中でもかなり専門性が高いので、初めて耳にしたという方も少なくないかと思います。

もちろん、患者さんがその内容を細かく覚えておく必要はないのですが、大まかに把握していただくことで、安心な環境が整っている歯医者さんかどうかがわかります。

今回はそんな外来環についてわかりやすく解説します。

外来環は、歯科外来診療環境体制の略称で、厚生労働省が定めた衛生管理の基準を満たしている歯医者さんを意味します。

国から外来環の認定を受けているかどうかは、院内の衛生管理が徹底されているだけでなく、緊急時にも迅速に対応できる体制が整っていることも意味するため、患者さんにとっても非常に重要な指標となります。

えのもと歯科はそんな外来環として国から認められています。

外来環の衛生管理に関する条件は次のようなものです。

・口腔内で使用する機器の洗浄・滅菌の徹底
・患者さんごとに治療器具を交換
・感染症患者に対する歯科診療時の診療台の確保
・診療台ごとに口腔外バキュームを設置

この中でも「口腔外バキューム」は設置に多くのコストがかかるため、どの医院でも導入できているわけではありません。

大学病院のような大きな医療施設には必ずありますよね。

もちろん、当院にも完備されております。

緊急時の対応に関する条件は次に通りです。

・医療安全対策研修を終了した歯科医師が常駐
・歯科衛生士が常駐
・緊急時に対応できる医療機器を備えている
・他の保険医療機関と連携体制が結ばれている

緊急時に対応できる医療機器とは、AED、酸素ボンベ及び酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーターなどを指します。

AED（自動体外式除細動器）は、けいれんを起こした心臓に電気ショックを加え、正常なリズムに戻すための装置で、運転免許の講習で使用したことある人も多いですよね。

その他の機器は、全身状態を正常に管理するためのもので、病院では必須のものとなっています。

このように、外来環はかなり細かい条件が課せられた制度であり、医科の病院に近い医療体制が整えられていることを保証するものです。

そのため、外来環の歯医者さんはそれだけで患者さんの安心感も高まることでしょう。

そんな外来環の歯医者さんで歯科治療を受けたい方は、札幌市西区のえのもと歯科までご連絡ください。

榎本拓哉　院長
歯学博士

榎本拓哉　院長　歯学博士

2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。
昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。

医院名：えのもと歯科
所在地： 〒063-0845 北海道札幌市西区八軒5条西9丁目4-21
NEO bldg.八軒