こんにちは。
札幌市の歯医者【えのもと歯科】です。
 
2022年度の歯科疾患実態調査によると、15歳以上の47.9％の方が、4mm以上の歯周ポケットを持っていることがわかっています。

歯周病はミドル世代以降の病気と思われがちですが、年齢や性別に関係なく、いつ誰がなってもおかしくない病気です。
メディアでも取り上げられることが多く、「歯周病になると、歯を失う」と認識されている方も少なくないでしょう。
 
けれども、歯周病をどのように治療するかについては、意外と知られていないかもしれませんね。
ここでは、歯周病治療についてお話しします。

参考：厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査 結果の概要」

歯周基本治療とは

歯周病と診断されれば、まず「歯周基本治療」を行うのが基本です。
歯周基本治療では、歯周病の原因となっている歯垢（プラーク）をお口の中から取り除き、症状の改善をめざします。
歯垢を取り除くためには、ご家庭での毎日の歯磨きと歯科医院で行うクリーニングが必要です。
 
歯科医院では、専用の器具や薬剤を用いて、歯の表面のプラークや歯石を除去し、お一人お一人のお口に合わせた磨き方をアドバイスします。
ご自宅では、歯科医院で教わった磨き方を実践し、毎日丁寧に歯を磨いてください。
 
歯周基本治療後に評価を行い、改善が見られれば、ご自宅でのセルフケアを継続していただきます。改善が見られない場合は、「歯周外科治療」へと移行します。
 

歯周外科治療とは

歯周外科治療とは、

・フラップ手術
・歯周組織再生療法

の2つに分けられます。
 
歯周病が重症化すると、歯と歯ぐきのすき間である「歯周ポケット」が深くなります。
なぜなら、歯周病菌は酸素を嫌うため、歯周ポケットの奥深くに入り込むからです。
歯周ポケットが深くなると、器具が届かないため、歯垢を取り除くことが難しくなります。
そのため、「フラップ手術」を行い、歯ぐきをひらき、歯根が見えるようにして、歯根に付いた歯垢を取り除く必要があるのです。
 
また、すでに歯周組織が溶かされている場合は、骨を作り出す「再生療法」を行います。
 

歯周病治療は「えのもと歯科」にご相談ください

歯周病治療の基本は、毎日の歯磨きです。歯周病は一度進行すると、自然に治ることはありません。
毎日の歯磨きの精度を高めて、効果的に歯周病を予防しましょう。
 
また、定期的に歯科医院に通い、お口のチェックとクリーニングを受けることも大切です。
 
歯周病予防や治療で歯医者をお探しの方は、札幌市の「えのもと歯科」へ、ご家族皆さまでお口のチェックにお越しください。

当院の歯周病治療について詳しくはこちらから >

榎本拓哉　院長
歯学博士

榎本拓哉　院長　歯学博士

2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。
昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。

医院名：えのもと歯科
所在地： 〒063-0845 北海道札幌市西区八軒5条西9丁目4-21
NEO bldg.八軒