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2023年2月26日
任天堂SwitchのSPORTSというソフトを娘と遊んでいたら嫌われた院長です。
厳密には少し大人気なく勝ってしまい喧嘩になってしまいました。どうなんでしょうここは勝負の世界は厳しいと教えるべきか、忖度で勝たせてあげるのが吉か迷うところです。
さて本日はIgA腎症と歯周病についてです。
私も勉強不足でIgA腎症について調べてみました。
まず、IgA腎症とは
小学校高学年以後に多く発症する慢性糸球体腎炎の中で最も頻度の高い病気で、血尿と蛋白尿が続き学校検尿で発見されることが多い。真っ赤な尿(肉眼的血尿)で気づかれることもあります。腎臓には100万個の糸球体(尿を濾過する組織)があるのですが、その糸球体の中のメサンギウム領域という場所にIgAという抗体が沈着して、炎症を起こして、蛋白尿や血尿が出ます。
異常なIgAは扁桃腺や骨髄で産生されていると言われていますが、その原因としてリンパ球の機能異常、細菌やウイルス感染症、遺伝的な素因などが言われています。
10年以上の経過で腎不全に陥っていくこともあります。成人では20年で30~40%が、小児では15年で11%が末期腎不全(腎代替療法、すなわち透析か移植が必要になること)になります。特に蛋白尿の多い例、組織学的に重症な例が、腎不全になりやすいと言われています。寛解(蛋白尿と血尿を消失させること)させ、将来腎不全にならないようにすることが治療の目的です。国立成育医療研究センターHPより
「IgA」は、体内では2番目に多い免疫グロブリンで、鼻汁、涙腺、唾液、消化管、膣など、全身の粘膜に存在しています。IgAは、粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して感染しないように阻止する働きがあります。
IgAがウイルスや細菌と結合し血液を介して腎臓に運ばれます。
腎臓まで運ばれると、腎臓の組織を攻撃し炎症が起こります。これが「IgA腎症」です。炎症によって腎臓の細い血管が破れると、血液が尿中にもれて「血尿」が起こります。そして炎症が進行すると、体に必要なたんぱくが尿中にもれ出して、「たんぱく尿」が現れます。
というのがメカニズムらしいです。
腎臓病の多くは、糖尿病や高血圧など、なんらかの病気が原因で起こります。ところがIgA腎症の場合、病気が原因とならないのが特徴とされ、原因がはっきりわかっていません。重症な場合は完治につながる治療法がないことから、指定難病に認定されています。IgA腎症は、特に20~30歳代に多くみられますが、子どもも含めてどの年代でも起こります。
では歯周病と何が関係しているのか?
原因について、現在有力な説が、のどにある「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」の免疫の異常が関係しているということです。口蓋扁桃は、のどの奥の両側にある組織で、細菌やウイルスが気管や肺に侵入するのを防ぐ働きがあります。一般には扁桃腺とも呼ばれます。かぜに伴い扁桃炎などを起こすと、口の中に住み着いている歯周病菌などの細菌が活発になり、それをきっかけにIgAに異変が起こって、IgA腎症を発症すると考えられています。また、遺伝的な要因も関わっていると考えられており、IgA腎症の約10%は家族性のものと考えられています。NHK健康chより
論文では、虫歯菌であるS mutans、歯周病菌であるTreponema denticola, Porphyromonas gingivalis, Campylobacte rectusがIgA腎症の発生率に関連があるとされています。
口腔内環境が全身と関わりがあることが示唆される話ですね。
やることは変わらず口の中は綺麗に保ちましょう!
話は変わりますが、、、
最近は自転車あんま漕げてません。
自宅で最近は漕いでます。ですが30分くらいでやばいです。
そして、天皇誕生日は札幌国際スキー場に行きました。
自転車で行ったことはあっても雪のシーズンに行くのは初めてで高速で約45分くらいやや道はぐにゃぐにゃで大変ですが、雪質は最高でした。
私のような子連れの初心者スキーヤーには最高かもしれません。ゴンドラでてっぺんから長いし緩やかなのでとてもいいし食堂のご飯が美味しい!!
結構辛いですが美味しいです。
もちろん年1のスキーなので体はバキバキです。また来年家族連れて行きたいです。
あ、スタッフのバレンタインみんなありがとう!!
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。