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2023年1月10日
太りすぎて怖くて体重計に乗れない院長です。
新年のあけましておめでとうございます。今年も頑張って診療していきたいと思います。
昨年末に買ってよかった器具で根菅充填について書いたのですが、ひょんなことから犬の根菅充填がでてきたのです。
素直にすごいなと。。。
全身麻酔でやるとしても、一回でやって尚且つ人よりも小さいのに獣医さん素晴らしいですね!!
獣医さんって歯だけじゃなくいろんな機材買わなきゃなのにすごいなと思います。
自分も負けていられませんな。
さて歯ぎしりについてです。
1、なぜ歯ぎしりがダメなのか?
2、歯ぎしりに対してどう対策したらいいのか?
まず1のなぜ歯軋りがダメなのかです。
歯ぎしり(グラインディング)、食いしばり(クレンチング)、特定の歯の擦り付け(ナッシング)、カチカチ歯を当てること(タッピング)これらのことを非生理的活動運動といいよくパラファンクションと呼ばれます。
まず問題なのが、咬合力です。
咬合力は通常時の5~6倍の咬合力がかかりそれが約2、3時間作用しているというところです。
これにより歯が磨耗したり、亀裂が入ったりしう蝕が発生したり歯が折れたりします。また顎を動かす筋肉がダメージを受けて顎関節症を悪化させてしまったりします。
上記の患者さんは全体的に磨耗してセラミックもチップしてしまっています。
ものすごい歯ぎしりをしていることが推察されます。
上記の患者さんはそんなに歯槽骨が喪失していません。歯周炎がなかったため保存されていると思われますが、歯周炎と併発した時にものすごく歯周炎が進行してしまいます。
上記の患者さんは歯の磨耗が著しくさらに歯槽骨が溶けてもう抜けそうになっております。
ですから歯周炎が進行してしまった背景を考える時に歯ぎしり食いしばりの対策をしなければならないのはいうまでもありません。
次に2のどう対策したら良いかですが、
自己暗示療法とかありますが、基本的にはマウスピースをおすすめしております。
上記のように歯ぎしりタイプの人はこのようにプレートが削れる現象が認められます。
大抵歯ぎしりタイプの方はこんなに傷ついているのに自分は歯ぎしりなんてやってない!っていう方がほとんどです。診断的な意味もあるなとよく患者さんには説明しております。
食いしばりタイプの方は、朝起きたら顎がだるい、頭痛があるなど自分で症状を自覚している場合がほとんどです。ですのでマウスピースすると結構すごい楽になりましたと仰る方が多いように感じます。
歯ぎしりする方は発散できているからなのでしょうか?
私は、インプラントやセラミック、歯周治療を行った方などは使うようにおすすめをしております。
話は変わりますが、、、、
初詣に行って参りました。
焦るな!!だそうです。小吉でした。
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。