診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~13:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | ● | / |
14:30~19:00 | ● | ● | ● | / | ● | ★ | ★ | / |
★:土日のみ午後14:30~17:00
休診日:木曜・祝日
2021年4月23日
花粉症の気配を感じムズムズし始めている院長です。早いもので開院して2年が経ちました。これからも精進して参りたいと思います。
本日は口腔機能低下症について書きたいと思います。
まず口腔機能低下症とは?加齢によって体力や筋肉が低下する「サルコペニア」という現象が起こりますが、これが口腔内で起こり舌や口唇、嚥下などの機能が低下してしまうことを口腔機能低下症と言います。口腔機能低下症は、我々歯科医師が診断する名前ですが、オーラルフレイルは口腔機能が低下した状態の総称をいうみたいでほぼ同じ意味ということみたいです。
口腔機能低下症は、50代の半数くらいから認められるようです。わかりやすいのが食べこぼしや会話がもたつく、唾液が減少して物が飲み込めないなどで誤嚥性肺炎などの原因になったりしています。
舌の汚れや乾燥、残存歯数、咬合力、発音、舌圧、咀嚼機能、嚥下機能の診断基準は7項目で診断します。
当院では咀嚼機能検査としてgc社のグルコセンサーという機械を導入しました。
この機械は2グラムのグミを20秒咀嚼し10mlの水を含んで吐き出しグミに含まれるグルコースの量がどれだけ溶出したかで評価する機械で100mg/dL未満で咀嚼機能低下と診断します。
ちなみに私は178mg/dLでした。
高齢化社会のため今後はこう言った機能低下に対峙しなくてはならないのかなと思い導入しました。咀嚼機能改善のために例えば義歯を新しく作ったり口腔清掃状態が悪い場合は歯周治療やブラッシング指導など、舌や口唇の機能低下にはあいうべ体操などの機能訓練や咀嚼運動などを提案できたらいいなと思っております。
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。