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インプラントも歯周病になります!!

2021年10月13日

いよいよ75kgとなりだいぶスリムになってきた院長です。頼みの綱のロードバイクはもう少しで乗れなくなってしまいますね。。。

今回はインプラントも歯周病になるという内容でいきたいと思います。

今回は手術写真とかもあるので血が苦手な方は見ない方がいいです。

患者は70代男性既往歴は糖尿病がありhbA1cは7以上でややコントロール不良

主訴はインプラントから膿が出る

右上4−7までのインプラント です

CT撮ってびっくりです。インプラント というのはネジに骨がついていないと維持できないのに4本とも先しか付いていません。

しかも上顎洞に骨を入れたのか入れていないのかよくわからないですが、やや上顎洞粘膜が肥厚しており上顎洞炎の疑いさえありました。

さらに驚きなのは最近インプラントを埋入したばかりとのことです。

なぜこのような状態になったのか考察して見たいと思います。

まず全身疾患の要因として糖尿病が挙げられると思います。糖尿病は免疫抵抗性が下がるので炎症が増悪しやすいことが想定されます。

局所的問題点は、インプラント周囲の歯周ポケットが非常に深くセルフコントロールが難しいということ、残存歯の歯周病治療がなされておらず残存歯からも膿が出ている状態であったといことが挙げられると思います。

まずは歯周基本治療から行いましたが、排膿が止まらないため歯周外科を行いました。

インプラント周囲炎の場合、インプラント表面の郭清が一番の問題となります。

機械研磨、チタンブラシ、Er:Yagレーザー、エアフローなどを駆使して郭清を行います。

正直感染がひどいと判断した場合全てのインプラント除去を考えていました。残す場合骨移植も選択肢と思っていましたが、今回は郭清のみを行いました。

治癒は意外に良くて今のところ排膿が治っているので月に1度のメインテナンスで経過を見ております。しかし再発の可能性があるためチェックは欠かせないと思います。

このケースからは自分がインプラントを埋入を行った訳ではないですが、歯周病患者にインプラントを埋入する場合しっかり歯周治療を行い炎症のコントロールを行う必要があるということ、しっかり骨造成を行ったのちインプラントを埋入する必要があると感じました。糖尿病に関してはなるべくコントロールされた状態を維持していただく必要があると思います。

今後はこういう患者さんも増えてくることも考えられるので対策をしっかり勉強しておきたいなと思いました。

話は変わりますが、、、

当別ダムライドに行ってきました。

途中に「NO SOFT NO LIFE」ってお店があるんですが、私の活動時間が早すぎて寄れなかったのが残念。。。

石狩当別には2〜3年くらい住んでましたのでとてもたくさんの思い出が蘇ってきました。

母校北海道医療大

ダムから月形町に抜けて一応医療大も見て帰ってきました。

だいぶ距離は伸びてきました!このコースはまた来季行きたいと思います。

榎本拓哉 院長
榎本拓哉 院長
歯学博士

榎本拓哉 院長 歯学博士

2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。
昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。

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