診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~13:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | ● | / |
14:30~19:00 | ● | ● | ● | / | ● | ★ | ★ | / |
★:土日のみ午後14:30~17:00
休診日:木曜・祝日
2021年10月20日
74kgになりなんだか疲れやすくなり寒さを感じている院長です。
痩せすぎたらこうなるのかな?でも目標は73kgです。
さて今回は歯周組織再生療法とフラップ手術どちらが予後が良いのですかという内容について触れていきたいと思います。
まず歯周組織再生療法とフラップ手術とは何ぞや?について
歯周病の治療は、まず歯周基本治療(スケーリングルートプレーニングや咬合調整、齲蝕処置や根管治療など)を行いますが、それでも改善しない場合歯周外科処置を行います。
フラップ手術は主に歯周ポケット除去を目的にしており、それにより歯肉が大きく下がるのが特徴で。
歯周組織再生療法は、方法にもよりますが歯の周囲のセメント質、歯槽骨の再生を目的にしているもので、方法はエムドゲイン、リグロス、骨移植、GTR法などがあります。
この治療法の結果を比べた場合どのような差が出るのかという疑問があります。
イタリアのTonetti先生とCortellini先生らのグループの論文ですが、再生療法とフラップを20年経過を追って比較したという内容です。
術式は3種類、フラップ手術のみ、GTR(チタン強化型ePTFE膜を用いたMTTP)、GTR(フラップ+ePTFE膜)
20年を比較した結果に
組織付着量は、GTR(チタンMTTP)−0.1 ± 0.3 mm (p = 0.58) 、GTR(フラップ+ePTFE膜)−0.5 ± 0.1 mm(p = 0.003) 、フラップのみ−1.7 ± 0.4 mm (p < 0.001)となりフラップのみと比較し再生療法の方が組織付着量の減少が少なかったようです。
フラップのみはグループでは2本の歯を失い、歯周ポケットの再発は15
GTR(チタンMTTP)の歯周ポケット再発5つ
GTR(フラップ+ePTFE膜)の歯周ポケット再発6つで認められた。
ということで、再生療法の方が歯周ポケット再発も少ないしアタッチメントロスも少なかったという結果のようです。
そもそも再生療法選択できる部位は限られるのでできるところは積極的に行った方が予後はいいのかもしれませんね。あんまりGTR法は行わないので最近の術式とは違うので比較はできないですが、垂直性の骨欠損の場合フラップのみはあまりよくはないということなのでしょうか?
ちなみにイタリアのTonetti先生とCortellini先生らのグループは歯周組織再生療法についてはトップレベルだと思うので結果は参考程度だとは思います(笑)。
20年経過を追ったのはすごいなと思いました。あくまで参考にさせていただきたく思います。
話は変わりますが、、、
定山渓紅葉ライドに行きました。
紅葉がとてもキレイでよかったですが、めちゃめちゃ寒い!!
途中定山渓のローソンで休憩したのですが、走ってないと寒くなってやばいです。服装考えないとやばい。
念願の朝里にあるループ橋に行くことができました!!
このコースは秋にまた行きたいですね!!
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。