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矯正:開口のガイドライン

2024年3月21日

帯状疱疹になってしまった院長です。神経痛が辛いです。

バルトレックスって抗ウイルス薬飲んでるのですが、副作用の喉の渇きと頻尿に悩まされております。

おそらく腎障害が出ているのでしょうね、、、

やっと一週間飲み終えていますが、頻尿のおかげで睡眠不足がきつい、、、

本日は日本矯正歯科学会の開口Open biteのガイドラインについて書いていこうと思います。

このように臼歯しか噛んでいない状況を開口と言います。

なぜ開口は起こるのか?

主として吸指癖や異常嚥下癖に関係のある歯槽性のものと

顎の形態異常に起因する骨格性のものがあるとされています。

発生率はは 5.37 %であり、男子が 4.67 %、女子が 6.10 %と報告している。発現年齢分布では 3〜5 歳、 6〜8 歳ではそれぞれ 6.42、 6.32 %と比較的高いが、9~11 歳で 2.7 %に減じ、12〜14 歳で再度 6.69 %に上昇していると報告した。

歯槽性開咬は8歳から 10 歳にかけて骨格性開咬に移行することが言われています。

ですから早期に対応しておく事で骨格性に移行するのを防ぐことができます。

開咬は顎関節症の顎関節部の病変によっても生じる。 進行性下顎頭吸収 (Progressive Condylar Resorption : PCR) は下顎頭の進行性の形態吸収変化であり、吸収によって下顎頭が失われ、下 顎 枝 高 径 の 短 縮 と 下 顎 の 後 退 と と も に 、 前 歯 部 に 開 咬 が 現 れ る とされています。

子供で注意しなければならない癖は?

特に舌突出癖は指しゃぶり以上に発現頻度が高いので8歳までには克服すべきと思います。

開口は何が問題か?

顔貌の不調和:一般に開咬患者では高い咬合高径のために口唇の閉鎖が困難であり、無理に口唇を閉じようとして上下口唇部に緊張が認められる 。またオトガイ筋の緊張もあるため顔貌の不調和の原因となる。

咀嚼機能の低下:前歯部で食物を咬みきれない。それが多くの患者の主訴となっており、大きな障害となっている。開咬患者群は通常のオーバーバイトを有する群より咀嚼能率が低いことを報告している。

発音障害:開咬は構音器官である舌と歯の垂直的な構造的変異をもたらす。これによって構音障害が生じることがある。開咬では特に、[s]が[θ]と誤って発音されるリスピング(lisping)、歯茎音の歯音化、ラ行の発音が不良となるローリング(lolling)といった問題が生じることが報告されている。

治療について

治療時期については、

乳歯列期・混合歯列期と永久歯列完成期以降に分けて考えることができる。

乳歯列期・混合歯列期の前歯部開咬では口腔習癖が原因となっていることがあり、そのような場合は口腔習癖を止めるアプローチで開咬の改善が図られる。一方、顎骨や歯・歯槽骨の形態を積極的に改善することを目的としたアプローチもあり、従来から様々な装置を用いて、成長の制御や歯の移動による治療が行われてきた。

永久歯列完成期以降の骨格性開咬に対しては、骨格系の問題を歯系で補償するカムフラージュ治療と、骨格系の問題が著しい場合や患者の外観に対する希望に沿って行われる顎矯正手術を伴う外科的矯正治療の二択となる。

カムフラージュ治療に関しては、前歯を挺出させる治療法に加えて、抜歯治療により咬合接触のある後方臼歯を近心移動させて下顎骨の前上方への回転を図り、垂直的な問題を改善しようとする考え方がある。

開咬の矯正歯科治療においては、単に前歯部の垂直的被蓋を獲得すればよいのではなく、その原因、形態的特徴、および成長段階に応じて適切に治療を選択することが重要である。残念ながら現時点では、術者によって多様な治療法が選択されており、必ずしもコンセンサスが得られているわけではない。開咬は後戻り傾向が強く 、治療後の安定性の検証も重要なトピックであるが、必ずしも長期にわたる安定性に関するエビデンスが得られているわけではない。

TADsやタンググリブ、バーティカルチンキャップ、機能的装置などがありますが推奨は強くされるものではありませんでした。

話は変わりますが、、、

当院では今自己啓発本が流行っております。

初めは、新人教育のために報連相の本とか読んでまとめてもらってっていう感じで進めていたら、周りも読み出した感じです。

今の若い子ってあんまり読書しないから今新しい試みとしてやってます。

うまいこと成長してくれると良いのですが、、、

榎本拓哉 院長
榎本拓哉 院長
歯学博士

榎本拓哉 院長 歯学博士

2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。
昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。

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