こんにちは。
札幌西区八軒で土曜・日曜も診療を行う、「えのもと歯科」です。
乳歯がむし歯になっても、いつかは生え替わって抜けてしまうから治療しなくても大丈夫だと思っている保護者の方がたまにいらっしゃいます。
実際には、いくつかの理由から乳歯こそ永久歯以上にむし歯を防ぐ必要があります。
今回は、乳歯のむし歯と永久歯への影響についてお話しします。
乳歯の特徴とむし歯に弱い理由
乳歯は大人の歯に比べると、表面のエナメル質が薄くやわらかいのが特徴です。
そのため、むし歯になりやすい上に、一度むし歯になると5~6ケ月で中の神経まで侵されるほど進行が早めです。
歯と歯の間や奥歯などがむし歯になると、目立ちにくく気づいた時には悪化していることもあります。
乳歯だからこそ、むし歯にしないように予防を心がけ、もしもむし歯になってしまっても早期発見と早期治療ができるように心がけましょう。
乳歯のむし歯が永久歯に与える影響
乳歯のむし歯を放置していると、色々な困ったことが起こります。
歯が痛かったり穴が開いてしまうと、しっかり噛めなくなって十分な栄養を取りにくくなります。
歯がむし歯になると硬いものを食べにくくなり、好き嫌いの原因になります。
しっかりと噛んで食事ができないと、顎が発達しにくくなります。
乳歯には、永久歯が生えるのを導く役割があります。
乳歯をむし歯で失ってしまうと、永久歯が正しい位置に生えにくくなり、歯並びが悪くなることがあります。
お口の中にむし歯菌が多い状態で永久歯が生えると、永久歯までむし歯になりやすくなります。また、むし歯によって歯並びが悪くなると、磨き残しやすくなってむし歯のリスクが高くなります。
お子さんがしっかり食事を取り、いい歯を育てていくためには、乳歯をむし歯から守ることが大切です。
ぜひ定期的にご来院いただき、予防ケアやお口の検診を続けながら、ご一緒に将来のいい歯を育てていきましょう。
榎本拓哉 院長
歯学博士
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。
昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。
医院名:えのもと歯科
所在地: 〒063-0845 北海道札幌市西区八軒5条西9丁目4-21
NEO bldg.八軒