お子さんのむし歯ができやすい箇所とは
こんにちは。
札幌西区八軒で土曜・日曜も診療を行う、「えのもと歯科」です。
お子さんの歯は、年齢によってむし歯ができやすい場所が異なります。
今回は、お子さんのむし歯ができやすい箇所についてお話しします。
3歳以下のお子さんは、「上の前歯」にむし歯ができやすいものです。
目立ちやすい場所なのでむし歯になってもすぐにわかりますが、できればむし歯にならないようにお手入れをしてあげたいですね。前歯の間や裏側までしっかり磨いてあげましょう。
なお、ジュースやイオン飲料など、糖分の含まれている飲み物をほ乳ビンでよく飲ませていると、前歯が溶けたようにむし歯でなくなる「ほ乳ビンむし歯」になりやすくなります。
水分補給をする時には甘い飲み物はできるだけ控えて、水や麦茶をあげるようにしましょう。
また、ほ乳ビンを使うのは粉ミルクだけにして、1歳を過ぎたらほ乳ビン自体を卒業するように心がけたいですね。
乳歯が揃ってくると、磨きにくくて見えにくい「下の奥歯」にむし歯ができやすくなります。
仕上げ磨きの時もしっかり磨き、歯科医院でも定期的に予防ケアを受けましょう。
また、「歯と歯の間」もむし歯ができやすいポイントです。4~5歳になったら、歯磨きだけでなく、デンタルフロスも使うようにしましょう。
6歳頃になると、一番奥に「6歳臼歯」が生えてきます。
外からは見えづらく、歯ブラシも届きにくい上に、かみ合わせる溝が深いのでむし歯になりにくい歯です。
丁寧に仕上げ磨きをするのはもちろん、歯科用のプラスチックで溝を埋める「シーラント」をしておくのもおすすめです。
お子さんの歯は、大人よりもむし歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。
むし歯を防ぐためには、毎日歯を磨くとともに定期的に歯科医院で検診と予防ケアを受けましょう。
当院ではお子さんのお口の特徴に合わせて、仕上げ磨きのやり方やお子さん自身での磨き方もレクチャーしています。
成長に合わせたお手入れを続けて、当院とともにお子さんのお口の健康を守っていきましょう。

歯学博士
榎本拓哉 院長 歯学博士
2009年 北海道医療大学 歯学部 卒業。昭和大学大学院にて歯周病を専攻し、2017年に日本歯周病学会
専門医を取得。
首都圏の歯科医院にて勤務医を経験。
2019年4月 札幌市にてえのもと歯科
開院。
医院名:えのもと歯科
所在地: 〒063-0845 北海道札幌市西区八軒5条西9丁目4-21
NEO bldg.八軒